請求書とゴミは脅威?

 今日はマッサージ関連とは外れることを書いてみる。

実はマッサージ師以外にも、在宅でデータ入力の仕事をしている。この仕事相手フミ(仮名:以下F)と、よくライン通話で話をすることが多い。当然仕事関連の話もするのだが、仕事外のことも教えてもらうことがちょくちょくある。その中の一つがタイトル通り。

 

F「請求書とゴミは脅威やねん」

H「あー?きょーい?」

頭の中で〈胸囲〉と変換されて、思わず自分の貧弱可愛らしいバストを連想。は置いといて。

 請求書はわからんでもない。光熱費だろうが税金だろうが、どのみち放置していいものではないのはわかる。だが…ゴミはゴミだろう?生ゴミや粗大ゴミならとは思うが、脅威と言うには少し大げさな気もする。

 

F「あのな、ゴミは要らないものやろ?〔要らないものを所持している〕ということは、それイコール〔コストがかかる〕んや。必要ないものにコストをかけていることになってしまう」

確かにゴミは大なり小なり場所を取る。その場所は家賃を払っている私の部屋。ゴミの分も家賃を払ってしまっていることになる。

F「だから〔脅威〕やねん。目の前にあったら一刻も早く処理しなきゃあかん」

ほう。ならば。

 

H「じゃぁさ、フミ?モノに限らず人間もか?たまにいる〔嫌な友達や冷めた恋人と別れられない、縁切れない〕的な奴も」

F「要らない人間関係切れないのも同じや。捨てたらもう作り上げられないから捨てられへんのやろ。嫌な思いしてまで会うなんて時間の無駄や。時間はコストや」

H「作り上げられない?」

F「受身やからそうやねん。自分から動いて勝ち取った奴と棚ぼたの奴の違いや。前者やったらいくらでも作ったったらええねん。だから手放すことに躊躇がない」

 

 そういえばフミの部屋は綺麗である。フミがそういうのなら…と苦手な掃除と片付けをやるようにしてみた。私は片付けが苦手。掃除もあまり好きではない。だからこそ、物が多くてクイックルワイパーのかけにくい部屋が嫌いなのである。サボらずやるようになったきっかけというのが、一念発起してさぁやるぞ!ではなく、ただ単に頭の中に妙にこびりついたこのフレーズ「請求書とゴミは脅威」ただこれだけ。

 

 そうすると不思議と脅威という言葉によって、ゴミを家に置いておくことに軽い恐怖心を感じるようになるのである。ゴミ袋は常にまとめ、ちんまりと玄関にいるようになった。おかげか最近ちょっと気持ちがすっきりしている。劇的に変わった!とか良いことづくめ!とか、みんなが喜びそうなフレーズじゃないけど、ちょっとだけ気持ちが変化してるのである。

 

~余談~

H「最近腰痛くてな…」

F「マッサージ師やのに」

H「マッサージ師だから、だ」