あら塩はいい。漬物にも使えるし。

 さて、天気はいいけど夜は寒い。そんな毎日を皆様はいかがお過ごしですかな?

この時期マスクをしている人を見ると、風邪かな?なんて思うのである。

ほんとに風邪を引いている人、風邪予防の人、顔の寒さ対策のための人、声優さんや歌手とか声が仕事道具の人、すっぴんの人、肌が荒れてる人、知り合いに会いたくない人、ただの習慣と化してる人…ああ、マスクをするっていろんな理由があるのかもしれん。

 

 今日はなんとなくマッサージとメンタルについて書いてみる。

体をほぐすマッサージにメンタルなんか関係ないじゃん?と思われるかもしれないが、なんとなく因果関係はあるような気がするのである。というのも、基本的にみんな、いつマッサージしたいのか?と聞くと、「肩がこってる」「疲れた」などなどある意味「今この状態が続くとしたら辛いから」来るのである。

 

 肉体的に疲れてるだけなら別にそれほど深刻でもない。旅行好きが4泊5日でヨーロッパに行ってクタクタだとか、ゴルフ好きが朝からラウンド決めたあとに打ちっぱなしでクタクタだろうか、それは「良い疲労」である。こんなときは、お客様も上機嫌で饒舌で、終始楽しい雰囲気が出ている。

 

 対し、精神的なものというのが厄介なのである。旅行嫌いが仕方なしに付き合わされた1泊2日の国内旅行だとか、早起きが苦手なのに嫌々付き合わされたゴルフのラウンドだったりもあるが、やはり大多数は仕事。悩みがあったりするともう大変。どよ~んという擬音がぴったりくるほど落ち込んでいたり、さらに家では恋人や夫婦でケンカしてムシャクシャしながらご来店…なんてこともチラホラ。なかには「疲れてるのに眠れない。布団に入っても考え込んじゃって眠れず、結局実質1時間しか眠れなかった」とフラフラのお客様もいる。

 

 そういう「負の感情」に触れることも多いのである。っていうかそっちの方が多い。するとマッサージ師は「もらって」しまうのである。ただでさえ不特定多数の人物の体に触れている上、マイナス感情の人物と、狭いスペースで2人で過ごすことになってしまうわけ。だから当てられて不機嫌になるマッサージ師や病んでいるセラピストというのが出てくる。

 

 ところがセラピスト側が病んでいると、今度はそれをお客様にうつしてしまうのである。お客様側からしたら、「ほぐれたんだけどなんだかすっきりしない…」という非常にビミョーな気分を味わうハメになる。

 

 だからこちら側が気分もメンタルもフラットに保つということは、私としてはかなり重要視している。もちろん私も人間である。怒ったりイライラしたり落ち込んだりすることはやっぱりあるし、「今日機嫌悪いんで仕事休みます」なんて通用するわけがない。「じゃあ、どうするんですか?」って聞かれることもある。

 

 私の場合は「それはそれで、これはこれ」である。つまり、関係ないとこには持っていかない。昨日ゴミ出し忘れてイラっときたことはお客様には何の関係も無いわけである。負の感情は、ポリバケツに放り込んで蓋をするのである。

 

 さらに、趣味に没頭する。といっても私の趣味はキックボクシング。ジムに行ってサンドバックを叩いておけばよし。事務員時代はよくサンドバックを嫌いな上司だと思って叩いたり蹴ったりしたものである。そうして蓋をしたポリバケツに火をつけて燃やしてしまうのである。

 

 で、家に帰ったらあら塩で手を清める。気休めかもしれないけど、おまじないみたいなものだと思って。終わったらはい、清めたから消~えたっ。アイス食べよ…って感じで勝手に「消えたと思いこむ」。思い込めばなんとかなるっしょ、ってな具合。

 

 書いてみるとわりとたいしたことしてないな、なんか…でも最近そーんなにイライラすることもないし。

周りから見て、「HIROさんっていつも上機嫌ですよね」って思われてたらいいなと思う。

 

~余談~

カゴメ「にんじんジュース」これ美味いな。